ニュートリエン、カリの増量を一時停止、アンモニアの価格下落に伴うプロジェクト
2019年8月12日、カナダ・サスカチュワン州サスカトゥーン近郊で見られるニュートリエンのコーリーカリ鉱山の全景。ロイター/Nayan Stankiya/ファイル写真、ライセンス権を取得
8月2日(ロイター) - 世界最大の肥料生産会社が価格下落に直面している中、ニュートリエン(NTR.TO)は水曜日、カリ生産の増強計画を無期限に停止し、ルイジアナ州ガイスマーでのクリーンアンモニアプロジェクトの作業を中止することを決定した。
同社がカリ生産量を1,800万トンに増やす取り組みを中止する市場状況を理由に挙げ、同社の米国上場株式は時間外取引で2.6%下落した。
カリの価格は、ロシアのウクライナ侵攻後の西側諸国の制裁により昨年輸出が大部分凍結されていた主要供給国ベラルーシからの出荷再開を受けて下落した。
120万トンのクリーンアンモニア工場の作業停止は、コストの上昇とクリーンアンモニアの新たな用途の時期の不確実性が原因であると同社は述べた。
肥料会社は、インフレ抑制法の補助金と既存の輸出インフラを活用するために、米国のメキシコ湾沿いにアンモニア工場を建設している。
ニュートリエンはまた、2023年の調整後利益予想を従来予想の1株当たり5.50ドルと7.50ドルから3.85ドルから5.60ドルの範囲に引き下げた。
同社は7月にコーリーポタッシュ鉱山の生産を削減すると発表しており、カナダの港湾労働者のストライキによる輸出減少により通期利益が打撃を受けると予想していた。
同社は「主にバンクーバー港のストライキによる物流上の課題により、カナダのカリ輸出が制限されると予想している」と述べた。
カリ生産トップ企業は、2023年に設備投資を約2億ドル削減すると予想していると述べた。
リフィニティブのデータによると、ニュートリエンは6月30日までの3カ月の調整後1株当たり利益が2.53ドルと予想の2.77ドルを下回ったと報告した。
同業CFインダストリーズ(CF.N)は、販売価格の低迷により第2四半期に54.8%の下落を記録していた。
バンガロールのソーラシス・ボーズによるレポート。 編集:マジュ・サミュエルとアルン・コユル
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